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〒772-0051 鳴門市鳴門町高島字北270

鳴門市議会議長選挙の実施

作成日:平成20年1月17日

 鳴門市では平成17年、議員7名の選挙違反の不祥事により自主解散をした。、その後、議会の改革で議長の選出を選挙で実施するにあたり立候補制を実施しその意思表明を今年度から公開しインターネットでも配信した。  今回その候補者として私、橋本国勝が立候補し次のように決意を表明した。

 この度、横井議長が今定例会を持って退任する意志を明確にされましたので、その後任の選挙にあたり、私、橋本国勝が立候補する決心をいたしましたので、私の政治姿勢を議員皆様に表明いたしまして、鳴門市の市政の最高意志決定機関であります鳴門市議会の最高責任者としての重責を背負う決意をお示ししたいと思います。私の意のあるところを十分お伝え出来るか心配でありますがよろしくお願いいたします。
 さて、私はこれまで鳴門市政を市民から預かるものの一人として、市議会議員の職務を誠心誠意努めてまいりました。そんな中で平成17年には市民の付託を裏切る議員の不祥事で自主解散を余儀なくされました。その後、その時の屈辱、市民の批判を心に強く受け止め、野田前議長、横井現議長のもとで議員が一丸となって市民の信頼を得るための議会改革に取り組んで早二年間が過ぎ去りました。そして、今改めて一人の地方議員として鳴門市民に大きく貢献できる市民の目線にたった議会のあり方を追求していきたいという強い思いで今回の立候補を決意しました。
 皆様もすでにご承知のように、今各地方自治体は非常に厳しい財政状況の中で、政治や経済など社会の大きな変革に加え、市民の多様な行政ニーズに応えるため、非常に難しい市政運営を余儀なくされています。鳴門市も同じ様な状況にあり、現在行政運営に携わるものの一人として、一つ一つの行政課題に真摯に取り組み出来るだけ問題を先送りせずに次世代へ引き継ぐ責任があると考えます。
 さて、平成19年を表すひとつの漢字として選ばれたのは皆様もご承知の通り「偽」でございます。世評を表す漢字の通り企業や行政が大きく非難された年となりました。行政は毎年不祥事が起こります。官制談合に始まります政官業の癒着、ついには国民生活の将来保証であるはずの年金問題や薬害問題など行政に対する信頼失墜はもはや底を知りません。私は一般質問を通じて法令遵守、コンプライアンスを提言いたして参りました。しかし、残念でありますが私の願いとは反対に全国各地で国民や市民の信用を裏切り続けているのが現状であります。その要因のひとつは、人としてのモラルの低下と経済の失速が挙げられます。経営が行き詰まると無理をするあまり、法の網をかいくぐろうとあえぐ結果、国民や消費者を欺き様々な被害や損害を与える結果となっています。 ここで皆さんと共に考えたいと思いますが経営や財政が苦境にあっても、健全な未来を展望するためには、地味で着実な一歩をひとつづつ歩む以外に方法がないということであります。私は常日頃から厳しい環境に耐える姿こそが人間の偉大さであるとある本で教えられました。我が鳴門市は私が指摘するまでもなく、多くの行政課題のための財政状況の苦境が市民生活に直接影響することがこれから予想されます。従って困難な時代を目前に控え、鳴門市も法令違反やモラルなど倫理的な批判を受けないような行政運営をしていかなければなりません。行政の基本はすべての人に公平に平等に行わなければなりません。市民は透明性と具体的な監視機能によって、行政の公平性と平等性を信頼できるのであります。また、行政の方針を決定するのも議会のみによってなされます。
 議会は市民の意志決定機関であります。議会こそが市民に対して行政のあり方を問うことが出来る機関であります。
 全段が長くなりましたがそんな考えから具体的に何に取り組みたいのか何点か申し上げたいと思います。  まず一つは、先の第3回定例会で議員の決議によって意志決定をしました議会基本条例の制定であります。これから制定しようとする鳴門市の議会基本条例はこれまでの議論の中で確認されましたが、理念を表示した形式的な条例でなく、民主主義を体現するための具体的な制度を規定することになっています。
 そして市民に対し、議会の役割や議会と市民の関係、議会と市長との関係などを説明するとともに、議会のあるべき姿、進むべき方向、議会と議員が負わなければならない責務を示したものの制定をめざしたいと思います。これまで横井議長の努力によりインターネットの映像配信が整備され、議会の公開制はより高い水準を確保することが出来ました。本日の様子もインターネットで映像配信されているようであります。
 また、予算決算常任委員会の設置やこれから制定をめざす議会基本条例の骨格の提示も横井議長を中心に議員の間で具現化されております。私は横井議長の政策の成果をより確実にさらに高度なものにしたいと思います。
 次に取り組みのもう一つとして鳴門市議会でも政務調査費の運用や公開制に課題があることが明確になりました。政務調査費の1円以上のすべての領収書の公開はもとより、政務調査費のあり方も含め、多くの意見や評価・批判を十分反映して、政務調査費の完全公開を規定する条例を制定したいと思っています。私たちの議会には何も隠すものはない、いつでもだれでもが議会の規定に従って見ていただけるものにしたいと思います。
 最後の3つめに、議会の政策立案能力の向上を図るとともに、議会の監視監督機能を強化し、議会の責務を前面に押し出した議会をめざしたいと思います。
 以上が具体的な取り組みでありますが、先にも申し上げましたが鳴門市を含め各地方自治体は非常に厳しい市政運営を迎えることが予想されます。市民に現状と将来のあり方についてよく説明をして理解をいただかなければならない課題が山積しています。相互扶助に支えられた共生社会の実現は容易な道ではありません。着実で堅実な歩みこそが未来への希望を獲得できるものであり、市民の理解と信頼が得られるものと思います。
 私は鳴門市議会の自主解散以降、議会の信頼を取り戻すために、議長を中心に議員が一丸となって取り組んできた政治方針や改革の成果を継承し、市民の意志が十分反映できる機能を備えた、市民のための地方議会を実現したいと思います。
 議員各位におかれましては、鳴門市民のための近代的な民主主義の実現に是非ともご協力をいただけますようお願い申し上げて、私の決意表明とさせていただきます。ご静聴ありがとうございました。
 この議長選挙については新しい取り組みとして注目され報道機関からの取材も受けましたが、詳しくは鳴門市議会のホームページをご覧下さい。
  鳴門市議会ホームページ:http://www.city.naruto.tokushima.jp/gikai/

information

鳴門市議会議員 橋本国勝

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鳴門市鳴門町高島字北270
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