視察日:平成17年8月4日から5日
鳴門市議会 会派「政友21」 行政視察研修会
日 時 平成17年8月4日(木)〜5日(金)
視察先 勝浦郡上勝町
目 的 地場産業育成事業・ごみの減量について
参加者 柿本・中西・坂東・橋本・佐藤・野田・藤田
行 程 8月4日 13時30分 鳴門市役所出発 15時30分上勝町着
16時〜18時 市政の現状と今後の展望について協議
(月ヶ谷温泉宿泊)
8月5日 9時 上勝町役場内(株)いろどり 概要説明・質疑応答
11時 上勝町日比ヶ谷ゴミステーションでごみの分別収集の説明・質疑応答
12時 昼食
15時 鳴門市役所帰着
視 察 内 容
1.第3セクター(株)いろどり 取締役 横石 知二と社員 山下理保子さんから
上勝町の取り組みについて説明
1. テレビビデオ「山村の地域活性化」 元気を取り戻した町を地井武男さんが取材
2. 上勝町の概要説明(パワーポイントによる)
● 町の課題
1.少子高齢による人材の不足
2.森林や農地の荒廃
3.町財政の悪化と市町村合併
4.ごみ処理など廃棄物による大気や水質の汚染
5.町内産業の衰退
● 具体的な取り組み
1. 活性化への取り組み「次代を担う若者定住」
1) 人づくり 2) 若者定住政策 3) 住環境の整備 4) 高齢者対策
5) IQ運動会(自ら考え自ら行う地域づくり)
2. 上勝町有償ボランティア活動
3. 農林業のヒット商品は「彩り」と「しいたけ」
4. 第3セクターによる雇用の創出
5. 今後の取り組み
2.21世紀の町づくりの基本構想実現に向け、7つのプロゼクと推進し、
常に新しい発想で創意工夫を重ね、行政と住民が一体となって積極的に取り組み21世紀の
農山村のモデルとなる個性豊かな、真に環境の世紀にふさわしい「心豊かで住みよい町」を
目指している
● 質疑応答より
1. 葉っぱビジネスの発生で年間2億5千万稼ぐ 高齢者も何百万円もの収入
2. 病気をしないので医療費も少なくなり、財政的に稼いで使わない良い結果
3. 高齢者が出来る産業育成が高齢者の生きがいとなり元気で生活できる
4. 上勝町規模で町基金30億円は少ないのではないか
5. 新しい発想で進まなければ生き残れない。それが町の役割
6. 特区の町で「有償ボランティア」を実施 1q100円
3.上勝町ごみゼロ(ゼロ・ウエイスト)について
NPO法人ゼロ・ウエイストアカデミー事務局長松岡夏子氏から説明を受ける
● 質疑応答
1. 34品目の分別・収集車は走っていない。決められた場所に各自が持ち込む
2. 当初はめんどくさいと反発があったが、昨年のアンケートでは住民意識が変わってきた。
隣近所が助け合って持ってくる
3. ごみ処理量の推移(平成10年→平成15年)
ごみ処理量 総 量:302d → 336d
焼却分:136d→ 65d
資源回収:165d→ 271d
リサイクル率:55%→ 80%
4. 生ごみはコンポスト・電気式補助で各自が処理
5. ごみ焼却・埋め立て量が減っても処理費用は増加
処理費用の推移(平成10年→平成15年)
焼却・埋め立て費:764万円→ 1934万円
リサイクル費:703万円→ 472万円
一人当たり処理費用:6,082円→ 10,812円
6. 減量に取り組んでいなければ大変な金額になっていた。
7. 今後も「ごみゼロ・ウエスト」宣言に添い住民意識の徹底に向け行動する
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