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〒772-0051 鳴門市鳴門町高島字北270

校外教師 「にお」について

作成日:平成20年1月15日
講 師:橋本 国勝

 鳴門西小学校では環境学習に取り組んでいる。特に地区内を流れる水路「にお」は、昔は塩作りに欠かせない水路であり、魚や海草など生物が生息する自然豊かなものであったが、塩田が埋め立てられ新興住宅地になった現在では生活排水を流す用水となって汚染されている。  地域では、少しでも昔のような自然豊かな「にお」にするための環境改善活動を学校を巻き込んだ行っているが、今回3年生が「にお」について学習することになった。その資料と写真を掲示する。

   

鳴門西地区(高島・三ツ石)の歴史と地理

  (1)四国の玄関口・鳴門市の北端・海に囲まれた島
    1600年頃(400年前)の慶長の地震で海底が隆起して出来た

  (2)塩作りに適した地形と気候
    開発当初 1600年頃(慶長4年頃) 入浜式塩田法
     1952年頃(昭和27年頃) 枝条架流下式塩田法
     1972年頃(昭和47年頃) イオン交換膜法

    瀬戸内海気候・・・気温に比較して雨が少ない 
    冬季乾燥して晴天が多い
    潮の干満の差が大きい・波が静かで砂浜


「にお」の役割

  (1) 塩田に海水を引き込む

  (2) 塩田や住宅地に降った雨水を流す

  (3) 塩田に必要な資材を運ぶ水路

     砂・石垣の石・塩を炊く燃料(まきや石炭)・塩の積み出し

  (4) 生活物資の運搬水路
     米・炭・野菜・魚・セメント・生活必需品
  (5) 生活排水を流す

  (6) 海の生物の育成
     アマモなどの海草・魚の産卵・アサリや貝類の生育
     魚(ハゼ・チヌ・カレイ・ボラ)などの生育


現在の「にお」の様子

  (1) 埋め立てられて住宅地になっている

  (2) 台風や大雨のため池

  (3) 水路も少なくなり生活排水で汚れている(悪臭とヘドロ)

  (4) 魚や貝の種類や数が減っている

  (5) 遊漁船のつなぎ場


これからみんなが気をつけること

  (1) ゴミや石を投げないこと

  (2) 家の人に汚れたものを流さないように伝える

  (3) EMを使って汚れたにおをきれいにする

  (4) 魚や貝・海草など生物が住めるにおにする


3年生の「にお」の学習会 写真集

   
四国の玄関口・海に囲まれた高島・三ツ石の現在  ふるさと君から見た現在の住宅地 
   
 塩田の頃の中島教育大学付近のにおの写真  におで囲まれた塩田の風景
   
 塩の積み出しに使われたにお  遊漁船の船着き場に使われている現在のにお
   
 住宅地の排水に使われているにお  新興住宅地を囲むにお
   
 汚染されている現在のにお  魚も住めなくなったにお
   
 EMを使って水路の浄化活動をする住民 EMを使って水路の浄化活動をする住民 
   
 EMダンゴを作って投入する児童  だんだんきれいになりつつあるにお
   
 魚も少しづつ増え始め、水も透き通って来た  アマモも育ち始めたにお

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鳴門市議会議員 橋本国勝

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