初心を忘れず、思いやりと暖かみのある市政をめざす！

はじめに

　鳴門西地区は海に囲まれ、自然環境に恵まれた地域であった。しかしここ十数年の間の生活様式の急激な変化による環境悪化はすさまじいものがある。特に海水の汚染源である生活排水の垂れ流しは環境悪化の元凶である。そこで鳴門西地区では海の近くに住む住民一人ひとりが自然環境を守り、昔のよい環境に少しでも近づける努力をして、子孫に良い環境で引き継げるよう平成13年6月から「鳴門西地区生活排水路浄化作戦」として目標を揚げ「環境汚染源を環境浄化源に」を事業に14、15、16、17年の4ヵ年に渡り取り組んでいる。

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目的と期待効果

1. 悪臭の軽減、堆積汚泥の減少など生活排水路での環境改善。
2. 下流域を中心として魚介類．水生生物などの生態系の復元。
3. 各家庭での環境改善と環境浄化を通しての啓発効果。
4. 地域．行政が協力した低コストで高い効果の環境浄化のモデルとなる。
   14年から引き続き平成17年度も「地域づくり支援事業補助金」により次のような事業を行った。

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事業内容

1. 生活排水路のヘドロによる悪臭の軽減と除去のためEM培養活性液・EMだんごの投入。
2. 生活環境改善のためEMの研修会、講演会の参加を積極的に行った。
3. 小中学校のプールの浄化にEM発酵液を投入、米のとぎ汁を使って清掃の実施。
4. 小中学校の環境教育に取り組み講演会と実践の指導。
5. 公園、公民館、学校などのトイレに米のとぎ汁発酵液の投入。
6. EM活性液を地域住民に無料配布し各家庭での取り組み。
7. EM原液を購入、米のとぎ汁発酵液を作り環境浄化に取り組んだ。

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事業の効果と今後の取り組み

1. 悪臭の除去には効果があり、窓を開けれなかった家庭もこの事業により効果を認めてもらった。
2. ヘドロの除去については堆積物の中に砂、木切れ、ビニールなどごみがサンドイッチ状態で効果は少な買ったので今年は集中的に投入したので、効果があった。
3. プールの水の浄化には継続的に取り組んだので透明度などではより効果が認められ、プール清掃にも塩素系の薬剤を使うことなく、児童の体にやさしい洗剤として使用価値は十分効果があった。
4. 学校との環境教育の実施は地域と一体となった形で行い、経費の負担、実践の指導など地域の支援体制を作りつつあるので、学校も積極的に取り組んだ。
5. 地域住民の取り組みとして、研修会やEMフェスタの参加、情報の提供、資材の提供などより多くの人が環境改善に、理解と協力を得られた。
6. 今後長期的、息の長い取り組みで輪を広げる必要があり、「EMひろば」を開催し、地道な活動を行う基礎ができた。

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生活排水路浄化のためのEM活性液投入事業の活動写真

EM団子による水路の浄化活動	EM団子による水路の浄化活動
EM団子造り	EM団子造り
EM団子の投入	活性液の培養

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研修会・講習会の実施風景

斎田公民館にて	管谷集会所にて
鳴門西成人学級・女性学級

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小･中学校プール浄化のための事業の風景

　

清掃前後に投入	生徒による清掃風景

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小学校・中学校の環境教育実施事業の風景

　

環境学習	EM活性液造り
水路のビォトーブ

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一般住民の取り組み風景

　

公民館にてEM活性液の無料配布実施	トイレに投入
台所から投入

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