「鳴門三日会」は、昭和7年ころ故 船本鳴洋子と6、7名の会員で鳴門町高島に生まれた俳句会です。高浜虚子のホトトギス雑詠を目指して三日ごとに句会を開き研鑽を重ね、これによって三日会と名付けてほぼ80年になります。新入会者と物故者の増減を繰り返しつつ、ほぼ20名余りの会員を維持しています。その間、俳句に親しんできた人は優に80名を超えております。
また結社誌として、当初は徳島の小山白猶が主宰していた『阿波』(現在は『祖谷』)の創刊に参画し、その後大阪の野村泊月の『山茶花』『桐の葉』により、俳句の登竜門として高浜虚子選のホトトギス雑詠を目指して参りました。虚子没後は高野素十の『芹』、芹廃刊後は高野素十の高弟村松紅花の『雪』と倉田紘文の『蕗』で、俳句のみちは、これ写生、これただ写生と、生きとし生けるものへの共感と悲しみを、ひたすらに凝視し、具象描写し、“新は深なり”の虚子の言のとおり、深く深く掘り下げての句境を目指しております。
以上は、「鳴門三日会」の合同句集第三巻『朔風』(平成4年10月発刊)の代表者高瀬初乗氏のまえがきから結成時よりの経緯の要旨を記しましたが、この道こそ伝統俳句の正道なりと固く信じて、諸賢と共に研鑽を重ねたいと願っております。
その後19年が経過し、結成からほぼ80年が過ぎました。多くの先輩達はすでに故人となり、現在の代表者であり初期から参画している高瀬初乗氏も百歳を迎え、これまでの経緯や活動を知る人も残り少なくなりました。
ご多分に洩れず、俳句人口の減少により現在の会員は20名足らずとなり、吟行や定例句会の常時参加は7、8名ですが、鳴門町高島に生まれた「鳴門三日会」のともしびを守っていこうと活動しています。
【現在の活動状況】
毎月1回合同吟行句会と定例句会を鳴門公民館で行っています。新しい会員も募っていますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
(連絡先 鳴門公民館内 代表世話人浜秋邨 事務局 橋本遊子 電話687−1528)
また、「鳴門三日会」有志による鳴門西小学校の子ども俳句集「渦っ子」を毎月発行しています。子どもたちに俳句を通じて「季節の変化や、動植物など自然を観察する力、地域の行事や日常生活の様子を、見たまま、感じたままに表現する力を養う」などを目的に、平成5年4月から現在まで18年間に185号を発行しました。そして校内の年間賞や、「なると市民文芸誌」「全国の子ども俳句大会」への投句を通して子どもたちの感性を養い、俳句を作るおもしろさを伝えています。これまでにも多くの優秀作品が生まれ、受賞者も多くいます。
「さくらんぼ いつも二人で 遊んでる」4年生
第21回全国児童生徒俳句大会 全国二席 文部科学大臣賞
「クレヨンで ぬったみたいな 春の山」6年生
第13回国民文化祭おおいた98 俳句大会入賞
など、子どもたちには、大人と違った感性を大切に育てたいと、学校側と協力してこれからも取り組んでまいりたいと思っています。
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| 鳴門三日会俳句集 | 子ども俳句集「渦っ子」 |
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